天津大学、株取引で5億円の損失!

http://finance.sina.com.cn/g/20061126/17563110167.shtml

 最近、天津でホットな話題といえば、天津の名門大学・天津大学が株取引で大損こいて5億円ほど赤字を出し、全人代の代表でもあった校長・单平さんの首が飛んだことであります。

 どういう事件かというと、2000年9月から三度に分けて、天津大学が深圳时代创业投资发展有限公司に1億元の資金の株式市場での運用を委託したのだけれども、運用に失敗。委託先の会社は倒産して3750万元(5億円)ほどの赤字をこいたとのこと。そも資金の運用自体が政府からも大学の意志決定機関からも同意を得ていないものであったこともあって、校長の管理責任が問われたというもの。

 上記リンク先では、そも中国では政府による教育投資がGDPの2%ときわめて低い(国連の定めた標準は6%)ので、大学は金がない。国からの資金と授業料などは用途が制限されているので、自由になる資金は学校が経営する企業か募金に頼るしかないと、大学の苦境にふれております。

 でも、運用するもとの1億元はこっそり用意できたというところが面白い。どうやってひねり出したのかはまだ明らかになっていないようなのだけど、これが一番黒いネタなのかも。