落葉帰根

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深圳 ちょー久々に映画館で見ました。笑って泣ける中国コメディというふれこみ。ストーリーは、深圳の出稼ぎ農民が「おまえが死んだら遺体は必ず故郷に送ってやる」という約束を果たすため、えんえんと旅をし、いろんな人と出会う、というもの。変な人と出会い、笑いと泣きを巻き起こすわけで、すげーオーソドックスな映画であるといえましょう。
 1時間50分程度の上映時間で長くもないのですが、おいらが気が短いこともあって、ちょっと退屈になったところもありました。しかし、ドリフなみのわかりやすいギャグとわかりやすい泣かせはそれなりにうまく出来ていた印象です。どこかで見たことのあるようなエピソードばかりですが、農民工とか売血とかなんかうっすらと社会背景が浮き出てくるように見えるのは、中国のきっつい現実が背景にあるからでしょうね。それと主演の趙本山が本当にいい顔をしていて、このおっさんが死体を背負って四川の山道を歩いているだけで絵になります。あ、あと、田舎者の貧乏人ばかり出てくるので、いろんな方言が聞けるのもいいかも。

★★★★☆。