「タイタニック」タイタニック [DVD]出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン発売日: 2004/07/23メディア: DVD クリック: 13回この商品を含むブログ (23件) を見る

 今更ですが、「タイタニック」を見てしまいました。1997年のアカデミー賞だから8年前の映画です。時の流れは残酷で、2億ドルをぶっこんだ映画にしてはCGに荒さが見られたりもするのですが、全体としては今見ても面白い映画でした。

 なんか勝手にカップル専用映画というイメージを持っていたのですが、見てみると力が入っているのは全然別の部分ですね。潜水艇での沈んだタイタニックを探すシーン、タイタニックの巨大なエンジン機構、プロペラの動き。タイタニック内部の豪華なホールの描写、宇宙戦艦ヤマトばりの(笑)船が折れるシーン。
 一つ一つのシーンがすげぇ気合いで、リアルに描かれていてほれぼれ。こういうシーンを広告で流してくれたら見に行ったのに(笑)!!!

 ディカプリオにもケイト・ウィンスレットにもあまり惹かれなかったというか、どこがステキなのか正直よくわからなかったです。恋愛ストーリーも「宝石の行方」といった謎もいまいち。
 気になったのは、第一に、100才の婆さんのかつての浮気話をみなが興味津々で聞いているという設定があまりにもおどろおどろしいのではないかということ。「船倉に逃げて、そこでエッチしてしまったのよ。ぐふふ」とか婆さんが語っているのかと思うと…、ちと辛くないですか。もう一つは、ケイト・ウィンスレットの元々の恋人の金持ちくん。どでかいダイヤモンドを送ったり、恋人の母まで養ったり、社交界にデビューさせてやったり、はたまた世界最高の豪華客船の旅をプレゼントしたり。と彼が持てる金パワーの全てを傾けて、いやいや最後には命までかけて愛しているのに、まったく相手にされていないところが泣かせました。いやー、ディカプリオがいなくても絶対捨てられていたね。もしくは毒もられるか。貧乏人のくせに、無茶苦茶感情移入しちゃった、よ!

 とまあ、かなり楽しませていただきました。
 ★★★★☆。