一太郎2005

 「製造・販売禁止の命令」(http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=technologyNews&storyID=7505350§ion=news)というニュースが昨日、発表されました。
 ジャストシステムのお知らせ(http://www.justsystem.co.jp/msg/index.html)を見る限りは、この報道は行き過ぎであって、「一部報道に「命令」という記載がありますが、仮執行宣言が付されておらず、弊社は控訴の手続き中ですので、判決は確定して」おらず、2月の一太郎2005の発売も予定通りに行うということ。

 松下が主張する特許とやらが、「一太郎・花子における「ヘルプ」ボタンを押して、他の機能を押すことで説明が表示される手順」(同上)だそうで。
 僕は一太郎13のユーザなのですが……
 使ってないよ!そんな機能!!
 っていうか、全然使えないから!!
 むしろとってしまえ!!!

 とも思ったのですが、そういう問題ではないのでしょうね。この手の特許が認められ出したら、腐るほど訴訟が起きそうだ。恐ろしい。そういう意味ではかなり重要な判決なのかも。そのうち至る所に解説記事が出るだろうから、それを待ちます。

 それより、新製品の一太郎2005が発売されるということは、喜ばしい。一太郎は毎年バージョンアップされて、ちょっとうっとうしいところもあります。去年の「連想変換」にはちょっと心がぐらつきましたが、我慢しました。
 しっかし、今回の新製品は使える漢字数がどかっと増えた点を筆頭にかなり楽しみな新機能が満載されていて、買うこと決定であります。
 さらに「角川類語新辞典 for ATOK」(asin:B0007DA2CG)も買っちゃおうかな、と。紙版で定評がある類語辞典なので、かなり使えるのではないかと期待。2005以降のユーザではないと使えないので、このためだけにバージョンアップという選択肢も考えてしまうほど、そそられます。

 一太郎のもう一つの売りは、値段の安さ。アマゾン価格で8000円ちょっとですよ。これは明らかに安いのでは! ちなみに、ATOKだけの価格で6500円ぐらいなので、一太郎はわずか1500円で買えるという見方も!! すごい!!
 一太郎でワードを開けて保存も出来るし、一太郎で困るということはほとんどないと思われます。一定以上の量の日本語文書を書く人ならば、買って損はないかと。

 と、最後はヒートアップしていましたが、ともあれジャストシステムを応援していきたいと思います。松下のちんけな特許に負けるな!っつーことで。