スターウォーズ エピソード3 シスの復讐

 いまさらながら見ました。なにげに六本木ヒルズの映画館で見たのですが、音が良くて、スクリーンがでかくてきれいで、それだけで感動しました。面白さが数割増しになったかも(笑)。非常に飽きっぽい私が、最後まで飽きずに見られましたが、映画がよかったのか、映画館がよかったのかは悩ましいところです。

 アニメ クローン大戦の直後のエピソードからスタート。いきなり宇宙での激しい戦闘から始まる。で、その後も戦闘に次ぐ戦闘で息をもつかせぬ展開といいましょうか。

 結末はみなみなわかっているわけで、あーこうなるのね、ふーんこうあてはまるのね。とチェックしながら、バトルを見るといった感じかな。

 お姫様が「私たちの民主主義が気がついたら邪悪なものにかわっているのではないかと不安」とかぬかしたら、非常にあからさまなアメリカ帝国主義批判になっております。メリケンの民はこのメッセージをどう受け止めたのかしら? 日本のマスコミでも全然そういう話が出てこないので、わからないのですがっ。ま、ライトセーバーで戦っていれば、あとはどうでもいいのかも。

 あと、ジェダイも結構な悪ですな。大衆*1をだまくらかして、独裁権力を手に入れた議長=暗黒皇帝を、危険である、だからジェダイで成敗という短絡発想と実力行使。議会を超越した権力と実力を持つという意味では、ジェダイも暗黒皇帝と一緒であり、その激しい政治抗争を皇帝が制したとしか見えないのですがっ。とはいえ、ジェダイの大将・ヨーダが外征中でありヨーダも知らないうちに、議長=暗黒皇帝の身柄の確保に行くあたり、ジェダイの身分と力を利用して共和国を牛耳ろうとしたのは実はジェダイのNo.2・メイス・ウィドウだったということかも。きっと暗黒皇帝を確保したならば、その功績を持ってして、ジェダイと共和国のトップに君臨したに違いない(笑)。

 とまあ、見ていない人にはわからない妄想を書きつづりましたっ。ま、こんなふうに妄想する気になるぐらい、楽しい映画だぜ、ってことであります。押忍。

 ★★★★☆。

*1:?各国の議員たちを扇動していたのだから大衆ではないか