横浜Fマリノス 対 浦和レッズ Jリーグチャンピオンシップ第一戦

 後半だけ。明らかに浦和レッズのほうが個々のパワーの強烈さでは上回っている。前へ前へ、ドリブルドリブルの馬鹿サッカー。正直、嫌いではない。ただ今日はマリノスDFの集中力が高く途切れなかった。確実なカバーリング、ラインコントロールと本当に素晴らしい。かつてアントラーズにあった邪悪な勝負強さは、いまマリノスにあるのかも。
 レッズは正直攻めが単調で防がれ、焦って…。という負のサイクルに絶賛突入中というかんじ。エメ、田中、永井の3トップが全く力を出せなかったのでは(少なくとも後半は)。ただ長谷部がすごく良くて救われていた。視野が広く、正確にながいパスを出せる選手。すごいね。あれで20歳なの、と脱帽です。それに比べると、山田・アレックスはちょっとアイディア不足かも。特にトップ下にあがってからの山田はかなりだめだめでした。
 初戦をとって、マリノスがかなり優位になったことは確かだけど、レッズの破壊的な攻撃力があれば、もしマリノスがエアポケットに入ったらざっくりと逆転可能ではないかと思う。それだけに第二戦はまだまだ楽しく見られそう。ドゥトラが随分痛んでいたようなので、ひょっとしたらそのあたりから崩れないかな、とか想像しております。