呪われたテナント

 というほど大袈裟なものでもないけど、なんかお店が長続きせずにくるくるとかわっちゃう場所ってありますよね。大学前にそういう場所があるんです。まわりの店は結構ずっと変わらないし、人通りも結構あるのに、そこだけ潰れてしまう場所。

 今は、2〜3ヶ月前にテラコヤというラーメン屋になりました。昨日、はじめて入ってみたのですが、早くもお店にはどんよりと潰れそうなオーラが出ていました。「事情により、夜のみの営業にさせていただきます」か。昼間は店主、バイトですか。きっついな。女将さん、お会計の時に、「すいません。950円です」っていう、その「すいません」は一体なんですか。接客業慣れていないんだろうな。という、かなりやばそうな状態。味はまずまずだったのですが。

 ちなみに前に入っていた店は、「ギョウザジョウ」という餃子専門店。この店はやばかった。キムチ餃子とか変わり種餃子を売り物にしようとしていたのですが全部同じ鍋で茹でていたし、手打ちの皮がかなりまずいし、頼むから皮を買ってくれという状態。僕が行った時には定食のスープに、ワンタンが入っていてこれは美味しかったんです。「ワンタン、美味いですね」と誉めたところ、「知り合いの中国人が作ってくれたんです」との返答。気まずい沈黙が。
 気を取り直して、店主と喋った結果、明らかになったこと。西千葉に店を開く前は、千葉のセントラルプラザに店を出していた。8年前に出店して、3年続けたとのこと。
 …って、5年ほどブランクがあるのですが、親父さん何をしていたのでしょうか。ひょっとして、餃子と関係ない仕事をしてて、腕が鈍りまくっているとか。
 会話を続けても気まずくなるばかりだと思ったので、急いで店を出ました。
 
 そのまえに入っていたお店は、ベニヤというカレー屋。そこそこの味だったのですが、店の雰囲気がとてつもなく暗かった。店主のキャラクターだったのだと思いますが。明るいウェイトレスでもいたら良かったのかも。
 メニューの値段が小刻みに下げられていき、デザートにぷっちんぷりんがつくとか、微妙なサービス改善がはかられたりとか、一年近い抵抗を続けた後、あえなく閉店となりました。

 皆様の再起をお祈りしております。