よしながふみ『愛がなくても喰ってゆけます。』太田出版、2005年。愛がなくても喰ってゆけます。作者: よしながふみ出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2005/04/16メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 7人 クリック: 164回この商品を含むブログ (499件) を見る

 よしながふみの新刊ッ!
 というわけで、風邪で朦朧としつつも一気に読んでしまいましたッ!
(いや、人から借りてだけど。いつもいつもすいません、Yさん。)

 一応、エッセイ漫画のカテゴリーなのだけど、いつものよしながふみの台詞回しが炸裂。実際にこんなしゃべり方をしている奴らがいたら、怖いよなぁとか思ってしまいました。

 毎回、どこかの飯屋でメシを食うシーンがあるわけですが、とてもウマソーで思わずよだれがッ。12時間以上メシを食わない状態で読んだというのもあるのでしょうか(笑)。ただその「美味しそう」な感じって、絵の力以上に台詞から生まれているのが特徴。『西洋骨董洋菓子店』も食べ物を語る台詞が素晴らしかったですね。食べ物を美味しそうに見せるうんちくでは、明らかに「美味しんぼ」より上ですね。当たり前か。

 とりあえず出ている店行ってみたいのですが、店舗データが載っているので、そりゃもう大混みでしょうね。いつの日か、いけるかしらん。

★★★★☆。