安野モヨコ『シュガシュガルーン』講談社、2004年〜シュガシュガルーン(1) (KCデラックス)作者: 安野モヨコ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/03/26メディア: コミック クリック: 6回この商品を含むブログ (173件) を見る

 三巻まで発売中。帯に寄れば、平成17年度講談社漫画賞受賞作。

 安野モヨコの、低年齢むけの漫画って大丈夫なの? とか不安を感じ、今まで読んでいなかったのですが、はや読めば良かった。大傑作なり。

 まず、安野節はばっちり保持。
 パワフルさで世界をこじあけていく女性が主人公だし、伏線を絡ませるストーリーの展開力も素晴らしい。*1

 プラス、ジャリが持つ願望にダイレクトに直撃する要素も満載。魔法グッズを購入して、化粧。で、男の子のハートをGETするという…。

 うーむ。ジャリから大きなお友達まで楽しめる、射程の長い漫画なり。三巻から物語がぐりぐりと動き出していくので、これからが楽しみ。

 ★★★★★。

*1:それにしてもお話を作る才能では女性向け漫画(?)の作者のほうが男性向けを圧倒している印象。少年誌、青年誌とその読者がそういう漫画家を育てていないのかな。