「百度」すげぇ

 最近、中国に住んでいます。で、使っている検索エンジンのご紹介。

Baidu.com
http://www.baidu.com/

 日本でも、グーグルの資本注入でちと話題になった「百度(baidu)」です。画面を見てみればわかるけど、グーグルそっくりであります。

 中国のWEBサイトはFLASHやらポップアップやらでごてごてのことが多いので、Baiduは劇的に軽いです。多分、日中間のネット回線がそんなに太くないので、日本から見るとそんなに軽いかはわかりませんが。

 で、軽いだけではなく、様々な機能が装備されていて大変便利。こりゃ流行るのも大納得、です。

 んでもって、その中で特にすげぇと思うのは、「MP3検索(http://mp3.baidu.com/)」。曲名なり、歌手名なりを入れると、ネット上からダウンロード可能なサイトを探し出して、しかもbaiduの画面からあっさりとDownloadできるというもの。ファイルの重さ、サーバのスピードまで表示してくれるというおまけつき。なんとなく試してみた感じではID認証が必要なサイトまで、ファイルに直結してくれている模様…。恐ろしすぎる。いや、ダウンロードサイトがこれだけごろごろしているのもすごいわけですが。
 中国人友達のMP3プレイヤーをみしてもらいましたが、Downloadした曲であふれていたような…。
 こんなものがあると、iTMSなんか普及する隙間がないよなぁ。ちなみに日本人の名前とかも入れてみるとがっつり出てきます。画像検索でも日本語Googleよりは目当てのものが出てくる可能性が高かったりして…。

 ちなみに、がっつりと訴えられております(http://purple.noblog.net/blog/i/10077667.html)。まだサービスは続けているようだけど…。中国のIT業界を代表する会社なだけにどういう司法判断が下されるか見物です。いや、日本人の感覚ならば、どう考えてもBaiduの負けだろと思うのですが、「検索サービスだけの提供であり、Baiduに罪はない」とかになったら…。
 お・そ・ろ・し・いー。

*検索後、表示されたリストからワンクリックで目的のファイルにたどりつけていたのですが、間に警告ページを挟んだ模様(http://www.gxnews.cn/news/20051023/syittj/113127.htm)。明らかに裁判を意識しているのでしょうけど、これで済むのかなぁ。