2006ドイツ・ワールドカップ イタリア・オーストラリア戦

 前半はすばらしい試合。開始からオーストラリアの激しい中盤でのチェック。イタリアも思い通りにボールを動かせないながらもピルロからのカウンターでチャンスをつかむ。後半そうそうのレッドカードで試合が壊れてしまったのは、残念。一発レッドはきつすぎる判定じゃないかな。で、オーストラリアが圧倒的に攻め込む展開になったけど、そこで決めきれないのがタレントの不足でしょうか。ヒディングもいつもと違ってあんまり攻撃のカード切ってこないし。延長戦をにらんだのかな。後半40分になってからイタリアが攻め始めたのは、強豪国の根性を感じた。延長戦は耐えきれなかっただろうし、正しい判断かも。本当に最後の一分にPKでイタリア勝利。劇的だ。
 オーストラリアは本当にいいサッカーだった。まあ日本が負けても仕方なかったのかな。ただなんの迷いもなく、人を蹴る感覚はどうもやだなぁ。イングランド風味のサッカーはああいう感じなのかな。

 で、わざわざエントリーを書こうと思った理由は、中央電視台の解説員が面白すぎたから。グロッソのPKゲットで、「これがイタリアの伝統!グロッソ一人のPK獲得ではない。マルディーニらイタリアの伝統がこれを成し遂げたっ」と叫ぶ叫ぶ。で、トッティがゴールして、「偉大なイタリア!万歳!この勝利はイタリア国民、そして全てのイタリアサッカーファンのものです!」と叫ぶ叫ぶ。試合後のコメントでは「後半、一人多い状況下でのダメサッカーぶり。私はオーストラリアが嫌いだ」との断言。ああいうオーストラリアがアジアに来るのはよくない、みたいなことも言っていたみたいだけど、席を外していてよくわからず。
 うーむ、大丈夫か(笑)。 中央電視台の解説員は比較的冷静な実況が多かったのだが、あまりの劇的な勝利に激情してしまったのか。なんかすごすぎる。