ゲド戦記

 噂の映画「ゲド戦記」、見に行きました(しかし映画感想のカテゴリー名を「DVD」にしてしまったので、とりあえずそのカテゴリーにします。。。とほほ。)。

 はげしくつまらんという評判を聞いていましたが、小学生の時、大好きだった「ゲド戦記」。見逃すわけにはいかないっつーわけです。正直「ナルニア」がだめだったので、厳しいかなと討ち死にの覚悟は固めていたのですが、同時に皆様の酷評を聞くことが多い「ハウルの動く城」はそれなりに楽しく見られたので、希望も持ってはおりました。

 で、結果はひどい。あれだけ酷評されるのもむべなるかな、といったところ。
 なにがひどいかって、全体的に低調だったのですが、おいら的に特に気になったところを箇条書き。

  1. お話のテンポが悪い。やたらと歩いているシーンが多いのですが、カットしてもいいだろとか、構成をもっと考えたら省略できるだろ、というシーンばかり。なんかコンピュータRPGの移動シーンみたいだ。
  2. 台詞まわしがおかしい。「あちこちで世界の均衡がおかしくなっている」「ローグのやつらは俺を低くおいた」(うろ覚えだから間違っているかも)とか、日本語がおかしいなーというところが多々ある。台本に赤を入れたいと激しく思った。
  3. 説明不足。小説を読んだことのない人には絶対にわからないだろうなぁという部分が多数。さらにさらに!原作とは異なる設定もたくさんあるので、原作読んでいてもよーわからんところも出てくる、かもっ。

 以上!ってな感じ。
 まとめると、「素人くさいっ」ってところでしょうか。プロの仕事じゃないぜ。吾朗くんをサポートできるプロの側近はいなかったのかなー。興行成績は好調と報道されているようですが、ジブリブランドに激しく傷がついたような気が。

 ★★☆☆☆