石仮面、中国で大流行?!

 ほげーとテレビのチャンネルを回していたら、なんかとてつもなく衝撃的な広告がっ。
 たぶん美顔器?ってやつの一種だと思うのだけど、どう見てもJoJoの石仮面にしか見えないのですがっ。とりあえず写真を見てください。

http://www.zibosky.com/shehui/2006-7-26/NA362909.htm
http://image.baidu.com/i?tn=baiduimage&ct=201326592&cl=2&lm=-1&pv=&word=%D4%D9%C7%E5%B4%BB&z=0

 正直、この写真以上に笑えるところはないのですが、説明によれば、「生物波動」を使って肌の新陳代謝を活発にし、一年の使用で5〜10歳の若返りを図るとのこと。電気でも流すんですかね。ちなみに、アメリカの会社の商品で世界中を席巻とかありますが、ま、絶対嘘でしょう。効能の説明では、ふつうのインチキ商品となんら変わるところがないのが残念なところ。 

中国語の「とは検索」

http://www.ctrans.org/gobi/1155959507#more

 ctrans.orgさんの記事。

 日本語の「〜とは検索」の中国語版の紹介。「調査対象の単語+指 or 是指 or 指的是」とか、「什么是」or「所谓」+「調査対象の単語」で、いい感じになるのだとか。

 中国語は「とは検索」できないよ、不便だぜ、と勝手にあきらめていたので、なんかすごく感動しました。ネットのゴミ情報が多い中国語ネット世界だけに、日本語以上に重要度が高い気がします。

 中国語の英語訳を調べるときに、「調査対象の単語」+「abstract」or「附英文」で検索するというやりかたも使えそう。
 なんか激しく得をした感じ。すてき情報、ありがとうございましたっ。

ゲド戦記

 噂の映画「ゲド戦記」、見に行きました(しかし映画感想のカテゴリー名を「DVD」にしてしまったので、とりあえずそのカテゴリーにします。。。とほほ。)。

 はげしくつまらんという評判を聞いていましたが、小学生の時、大好きだった「ゲド戦記」。見逃すわけにはいかないっつーわけです。正直「ナルニア」がだめだったので、厳しいかなと討ち死にの覚悟は固めていたのですが、同時に皆様の酷評を聞くことが多い「ハウルの動く城」はそれなりに楽しく見られたので、希望も持ってはおりました。

 で、結果はひどい。あれだけ酷評されるのもむべなるかな、といったところ。
 なにがひどいかって、全体的に低調だったのですが、おいら的に特に気になったところを箇条書き。

  1. お話のテンポが悪い。やたらと歩いているシーンが多いのですが、カットしてもいいだろとか、構成をもっと考えたら省略できるだろ、というシーンばかり。なんかコンピュータRPGの移動シーンみたいだ。
  2. 台詞まわしがおかしい。「あちこちで世界の均衡がおかしくなっている」「ローグのやつらは俺を低くおいた」(うろ覚えだから間違っているかも)とか、日本語がおかしいなーというところが多々ある。台本に赤を入れたいと激しく思った。
  3. 説明不足。小説を読んだことのない人には絶対にわからないだろうなぁという部分が多数。さらにさらに!原作とは異なる設定もたくさんあるので、原作読んでいてもよーわからんところも出てくる、かもっ。

 以上!ってな感じ。
 まとめると、「素人くさいっ」ってところでしょうか。プロの仕事じゃないぜ。吾朗くんをサポートできるプロの側近はいなかったのかなー。興行成績は好調と報道されているようですが、ジブリブランドに激しく傷がついたような気が。

 ★★☆☆☆

茄子 アンダルシアの夏

茄子 アンダルシアの夏 [DVD]

茄子 アンダルシアの夏 [DVD]

 現在、実家に帰省中。父母と三人で見られる映画というセレクトで、なんとなくジブリのDVDを借りてきた。ゲド戦記も始まったしね。母は「テルーの歌」を歌いまくっているしね。
 で、「茄子 アンダルシアの夏」。

 監督さんは、自転車レースが大好きなのね、というのがひたすら伝わってくる映画。でも、動きやかけひきに解説がほとんどないから、自転車レースを知らない人が見るとなんだかわからないだろうな。仕方なく、父母に一生懸命説明しました、よ。どこまで伝わったかわからないけど。アニメでがんばって再現したのはすごいと思うけど、それなら普通にツール見た方がよくね?とこっそり思ったのは秘密ということで。

 レースシーン以外にもおざなりに筋書きも盛り込まれていましたが、ここはどうでもいいんだねというのが伝わってくるつもり。アンダルシアの貧困とか、兄と兄嫁と主人公の三角関係とかあったようですが、なくても問題にはならんでしょう。

 その結果、1時間ぐらいで終わる短い映画なのに、もっと削れるのではという感想を持ってしまった次第。

 ★★★☆☆

ホーホケキョ となりの山田くん

ホーホケキョ となりの山田くん [DVD]

ホーホケキョ となりの山田くん [DVD]

 中国人の友人に勧められたため、鑑賞。
 というのも、「制作費に20億円以上を掛け、当初の配給収入の目標を60億円としていた。スタジオジブリ制作の作品としては、配給収入が期待されたほど伸びず7.9億円となり、興行的には失敗に終わった。失敗の責任をとるため、松竹の本作の担当者は更迭となった」(Wikipedia、項目「ののちゃん」より)という伝説のこけっぷりだけは聞いていたのですが、なんかはじめて褒めるコメントを聞いたので、これは確かめねば!という想いが沸騰した次第。

 で、見た感想ですが、こけたのは大納得。制作費20億円をかけて馬鹿儲けするぜ、という映画にはとても見えない。じゃ、「たんたんと日常を描く」とか「くすっと笑わせる」といった路線で成功しているかというとそれも微妙。たんたんと路線は徹底されず、ファンタジー描写が入ったり、月光仮面が出てきたりという時点でなんかぼやける。「くすっと」路線は、もともとおいらがアニメの間とかを苦手にしているからかもしれないが、原作漫画では笑った箇所もなんか外している感じ。

 ただ外国人にとっては、ちゃぶ台でテレビ、父の家父長っぷり、デパートに家族でおでかけといった「家族像」が、日本の生活感を感じる感じで面白いのかねぇ。と思って、勧めてくれた友人になにが面白かったのか聞いたところ、なんと毎日素麺のエピソードなど変な家族の存在がおかしかったとのこと。外国人とかいう以前に、おいらよりずっと素直に映画を楽しんでおりますな。

 あ、あと、水彩画チックな着色、4コマ漫画のキャラを動画として表現する方法、冒頭の海のシーンなど、やたらとすごい表現が多かったのはびっくり。それだけ見るのもちと楽しいかも。つーか、そんなチャレンジをかましているから、制作費が20億円以上になっちゃったのだろうけど。

 ★★☆☆☆

2006ドイツ・ワールドカップ イタリア・オーストラリア戦

 前半はすばらしい試合。開始からオーストラリアの激しい中盤でのチェック。イタリアも思い通りにボールを動かせないながらもピルロからのカウンターでチャンスをつかむ。後半そうそうのレッドカードで試合が壊れてしまったのは、残念。一発レッドはきつすぎる判定じゃないかな。で、オーストラリアが圧倒的に攻め込む展開になったけど、そこで決めきれないのがタレントの不足でしょうか。ヒディングもいつもと違ってあんまり攻撃のカード切ってこないし。延長戦をにらんだのかな。後半40分になってからイタリアが攻め始めたのは、強豪国の根性を感じた。延長戦は耐えきれなかっただろうし、正しい判断かも。本当に最後の一分にPKでイタリア勝利。劇的だ。
 オーストラリアは本当にいいサッカーだった。まあ日本が負けても仕方なかったのかな。ただなんの迷いもなく、人を蹴る感覚はどうもやだなぁ。イングランド風味のサッカーはああいう感じなのかな。

 で、わざわざエントリーを書こうと思った理由は、中央電視台の解説員が面白すぎたから。グロッソのPKゲットで、「これがイタリアの伝統!グロッソ一人のPK獲得ではない。マルディーニらイタリアの伝統がこれを成し遂げたっ」と叫ぶ叫ぶ。で、トッティがゴールして、「偉大なイタリア!万歳!この勝利はイタリア国民、そして全てのイタリアサッカーファンのものです!」と叫ぶ叫ぶ。試合後のコメントでは「後半、一人多い状況下でのダメサッカーぶり。私はオーストラリアが嫌いだ」との断言。ああいうオーストラリアがアジアに来るのはよくない、みたいなことも言っていたみたいだけど、席を外していてよくわからず。
 うーむ、大丈夫か(笑)。 中央電視台の解説員は比較的冷静な実況が多かったのだが、あまりの劇的な勝利に激情してしまったのか。なんかすごすぎる。

中国人应为日本队加油吗(中国人は日本代表を応援すべきか)

http://news.sina.com.cn/o/2006-06-20/23349253907s.shtml

 サポスタウォッチャーズ中国情報局経由

 中央電視台の放送だと、「アジアのチーム、日本」への好意が押し出されていますが、ネットなどではいろいろと意見があるとのこと。元記事を眺めていて面白かったのは、「反対派」の以下の文章。

 几天前,看着日本队对澳大利亚队的那个有重大犯规嫌疑的进球,中国球迷会想起2年前亚洲杯决赛时,日本队同样进了中国队一个有重大犯规嫌疑的球,最终导致中国队痛失亚洲杯桂冠。

 数日前、日本対オーストラリア戦の反則の疑いの濃いゴールを見ると、中国サッカーファンは、2年前のアジアカップ決勝で、日本代表が同様にファールぎみのゴールをあげ、中国代表のアジアカップチャンピオンの座を奪ったことを思い出す。

 中澤のゴールだったっけ?記憶力に乏しいおいらはあんまり覚えていないのだけど、あのアジアカップを恨みに思っている中国サッカーファンはたっぷりいるんだろうなぁ。